「食生活に気を配っているのに、下腹だけがスッキリしない……」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。下腹部は、普段の生活の中では動かす機会の少ない部分。とはいっても、忙しい生活の中ではトレーニングの時間を捻出するのもひと苦労ですよね。今回ご紹介するのは、たった5分で下腹を引き締める、7種目の下腹トレーニングです。マットが1枚あれば簡単に始められるうえ、首や腰に負担をかけない構成ですので、ぜひやってみてくださいね。
トレーニングの流れ
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- 総時間:5分間
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各種目:30秒 × 7種目(インターバルなし、または10秒休憩)
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準備するもの:ヨガマット、動きやすい服装、水分
いっしょに始めよう!
トレーニング内容(7種目)
① レッグレイズ(脚上げ腹筋)
仰向けに寝て、両脚をまっすぐ伸ばします。お腹に力を入れながら、脚をゆっくり床から上げ、90度近くまで上がったら、床すれすれまで下ろします。


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鍛えられる部位:下腹部、腸腰筋
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ポイント:腰を反らさないで、常にお腹をへこませたままキープしてみましょう。
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注意点:ポイントは、脚を下ろすときに勢いをつけないこと。そうすれば、下腹に負荷がかかりやすくなりますよ。
②ニートゥチェスト
マットに座り、手を体の後ろにつきましょう。脚を浮かせた状態でゆっくりとひざを胸に引き寄せ、またゆっくりと元の位置に戻します。


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鍛えられる部位:下腹部・腸腰筋
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ポイント:脚を伸ばすときも、床につけないように気をつけましょう。
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注意点:背中を丸めるのではなく、腹筋を使ってひざと胸を近づけます。
③リバーストゥスラスト
マットに仰向けになり、両手を左右に自然に広げましょう。両手のひらは床につけ、身体を支えます。そのまま両脚を軽く曲げて揃え、床と90度になるくらいまで持ち上げたあと、ゆっくりと元の位置に戻していきます。


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鍛えられる部位:下腹部・腸腰筋
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ポイント:脚の上げ下ろしはゆっくりと行うと、腹筋に負荷がかかりやすくなります。
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注意点:勢いをつけて脚を上げると、重力や脚の力で脚が上がってしまい、腹筋が効果的に鍛えられません。
動画でもフォームを確認できます
④ バイシクルクランチ
仰向けになり、頭の後ろで両手を組みましょう。そのまま右肘と左膝を近づけるように体をひねり、反対側も交互に繰り返します。


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鍛えられる部位:下腹部、腹斜筋
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ポイント:膝を胸の方向へ引き寄せるように意識すると、正しいフォームを取りやすくなります。
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注意点:首で引っ張らず、腹筋の力で上体を起こしましょう。
⑤ウィンドシールドワイパー
仰向けで両脚を上げ、左右にゆっくりと倒す腹筋トレーニングです。ワイパーのように脚を振る動きから、この名前がついています。腹斜筋(脇腹)・腹横筋(体幹の深層)・股関節周りを強化できますよ。



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鍛えられる部位:腹斜筋、腹横筋(インナーマッスル)、腰椎周囲の体幹、股関節内転筋・腸腰筋
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ポイント:腰が浮かないよう、おへそを凹ませて腹圧を保ちましょう。脚を動かすというより、腹筋で脚をコントロールするように意識してみてください。
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注意点:反動で脚を振ると腰を痛める危険性があります。ゆっくりと動かすようにしましょう。
⑥ロシアンツイスト
座って上半身を少し後ろに倒し、左右にひねる体幹トレーニングです。重りを持つ場合もありますが、自重でも十分効果があります。


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鍛えられる部位:腹斜筋、腹直筋、腹横筋、腸腰筋
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ポイント:背中を丸めず、骨盤を立てたまま上体を倒す角度をキープしましょう。体勢がつらいときは、足は床につけても大丈夫ですよ。
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注意点:胸を張り、腰を丸まらないようにすることで腹圧をキープできます。反動を使わず、胴体全体をゆっくりと回すイメージで動いてみてください。
⑦マウンテンクライマー
四つん這いの姿勢になり、膝を胸に引き寄せるトレーニングです。有酸素要素が強く、脂肪燃焼・心肺機能向上にも効果的ですよ。


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鍛えられる部位:腹筋全体、大腿四頭筋、腸腰筋、三角筋・胸筋、体幹全般
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ポイント:お腹を凹ませ、肩・腰・足が一直線になるように意識しましょう。スピードよりもフォーム優先が効果アップの秘訣です。
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注意点:腰が反ると腰痛のリスクが高まり、肩がすくむと首に負担がかかります。正しいフォームになっているか、鏡などで確認しながら行うとベターです。
継続のコツと注意点
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フォームが崩れると効果が半減します。鏡を見ながら行うのがおすすめです。
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腰や首に痛みを感じたら、すぐに中止してください。
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1日1セット(5分)から始めて、慣れたら2セットに増やすとより効果的です。
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トレーニング後は、軽いストレッチで腰回りをリセットしましょう。
コツコツ続けよう♪
下腹部を引き締めるには、「短時間でも正しいフォームで継続すること」が一番の近道です。この7種目は、warm forestが推奨する身体にやさしいトレーニングの基本。ぜひ、1日5分の習慣として取り入れてみてください。
動画でもフォームを確認できます